スノーボード、スケートボード、サーフィンのプロショップ SIDECAR

1999年よりスタートした北海道ツアーも、今年でついに6回目になりました。
今年も年末の12/27〜30のいつもの場所、ニセコヒラフスキー場(今期よりグランヒラフに名称変更)へ3泊4日の旅へ、宿泊はいつもお世話になっている銀嶺荘さんに。

パウダーのメッカニセコ、パウダーを求めて本州から訪れる方も多いのは勿論の事、最近ではオーストラリアでの人気が高まり、ニセコの上質のパウダー狙いにオージー達がやって来ている。今年よりシドニー〜千歳間の飛行機も増便される程の人気で、スキー場でも外人の姿が良く目につきました。

今年は年末のお休みが少し変則という事もあり?!参加者は少し少なめでスタッフをあわせて22名。今回はRIDERも多く参加し、東京から宴会部長?米村はじめ、最近ちょっと酒乱気味の池田直美、晴れて某有名RIDERと結婚をした原山拓也、そしてフェリーで途中参加の川上サンボ、そしてスタッフで新美育穂、井上俊吾というメンツが皆さんと一緒に行動させて頂きました。
今年は雪の降りが遅かった為に、積雪が心配されましたが、ツアーの時期には山頂で約180CMという数字が発表されていて、昨年より状態はかなり良い状態でした。
今まで3つの会社が経営していたニセコ比羅夫も、今年より1つの会社が経営をまとめ、賛否両論はあるようですが、個人的な意見としては今までよりも朝のリフトの乗り継ぎがかなりスムーズになっていて、かなりご機嫌でした。キング第3(旧6C)も朝待つ事はなく乗り継ぎ、更にキング第4(旧第7)も待ち無し。朝一の山頂のパウダーをストレス無しにGET出来るようになった!

相変わらず経営が変わろうとも、この山の良さに変わりはなく、朝のスーパーコースのパウダー狙い、振り子コースの圧雪をフルスピードで降りる快感。少し人ごみが来なれば、花園に移動。のんびりとクルージングを楽しむも良し、ストロベリーの非圧雪を楽しむもよし、飽きたら東山のリミテッドと、ゲレンデリフトとゴンドラで途方も無い滑走距離とパウダーを堪能出来る。何度来ても朝からナイターまで、また新たな発見と楽しみを味わえ、身体の筋肉痛は癒える事がありません。

今回はオプションでバックカントリーのガイドを募集の時点でお申し込み頂いた9名のお客様が楽しむ事となっていた。
その昔、北海道ツアーの第1回?2回?の時に、当時のNIPPSでガイドを行っていた玉井太郎さんと高久智基くんの2人のダブルT.T.でニセコのゲレンデガイドをして頂いた事があり、それから毎年ニセコで顔を合わせ、今回は数年前から智基くんが主宰するPOWDER CONPANY GUIDEにバックカントリーガイドをお願いする事になっていた。
2日間の日程で、1日目はゲレンデを流し足慣らし&レベルチェックをし、2日目には早朝、智基くんとやまだくんの2人が車で宿までお迎えにニセコのゲレンデの丁度、真裏に当たるニセコ モイワ ラポンテへ。ポールレースの虎の穴とも言われる程、アルペンスキーヤーがポールをひたすらバシバシとイわせる、その横でバックパックにスノーシューを背負ったスノーボーダーが数名、異様な光景とも言える。
このラポンテはアンヌプリ山系で、奇跡的に晴れたこの日はアンヌプリ山頂がよく見える。バックボウルや大沢などの雄大な景色を望みながら、滑り始める。
この日は最高のコンディデョンで、雪が降って降って降っ〜て、晴れた日で、ゲレンデにもフレッシュパウダーが豊富に降り積もっていて、とりあえずそこを楽しむ事に。好き者はヒラフからもこちらに来ている様で、その中にはドレッドヘアーのパール、そして玉井太郎さんの姿も、太郎さんはSIDECARのツアーという事もあり、わざわざ来てくれた様で、ゲレンデを何本か一緒に滑る事となり、お客様も大喜び。無駄の無い切れのある滑りを何本も披露。レイバックやストールなど本当にすばらしい動きだった。
そして、その後は待望の見返りという名のB.C.エリアへ、
面ツルのパウダー、自然の中の無音の世界。何度味わっても鳥肌が立ちそうになる。大きな山、大自然の中で遊ばしてもらっている事を実感し、木をぬってフロントサイドターンをする。この感覚はなんともいえぬ非日常的な快感を覚える。そしてそれを行った後には自然と笑顔が生まれる。仲間との至福の時を味わえました。

夜にはナイター、暗闇の中のパウダー満喫し、その後はを宴会部長、米村はじめを中心とした飲み会が毎日繰り広げられ、毎回のごとく終わらない夜が続く。

毎年北海道には来たら来た分だけ楽しめる、何かがある、お客さんの一人には最初パウダーが嫌いで、ツアー4日間が過ぎるのは長かった、しかしそのご自分がスノーボードを続けパウダーが好きになり、毎年サイドカーのツアーで北海道に来る度に発見があると。皆さんにも是非好きで続けて、毎年この時期にこの場所で年をとっても会えたら幸せだな〜。と感じる最近です。

TEXT BY IKUHO NIIMI

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